Bil(ビルビリンじゃなくてビリルビン)―血液検査の結果の見方・わかること

Bil(ビリルビン)

Bil(ビリルビン)って何?

 健常者のビリルビンのほとんどは、ヘモグロビンが処理されてできたものです。網内系というところで処理されてできたビリルビンを間接ビリルビン(I−Bil、遊離ビリルビン)と呼び、間接ビリルビンが肝細胞で処理されたものを直接ビリルビン(D−Bil、抱合ビリルビン)と呼びます。その後、直接ビリルビンは胆汁中に排泄されます。
 

Bil(ビリルビン)検査によってわかること

 ビリルビンが体内に貯留すると体に黄疸ができます。ビリルビンは肝細胞で直接ビリルビンになって胆汁中へ排泄されますが、肝臓や胆道(肝臓から胆のうへ通じる管)などに疾患があると正常に排泄できなくなり血中へ逆流します。よってビリルビンの上昇は肝胆道疾患の可能性を示唆します。ビリルビンは病態の改善とともに急速に肝臓へ再吸収されて血中から消失します。
 血清の総ビリルビンと直接ビリルビンを測定することにより、ビリルビン代謝過程や関係臓器などを簡単に診断することができます。

ビリルビンの関係

   総ビリルビン(T−Bil)=直接ビリルビン(D−Bil)+間接ビリルビン(D−Bil)

総ビリルビンと直接ビリルビンを測定することにより間接ビリルビンを算出することができます。

 
 

どんなときに検査するの?

 肝胆道障害を予想するとき、黄疸があるときなどに測定します。また、生後1〜2週間の新生児は間接ビリルビンが上昇する傾向にありますので、新生児黄疸を疑う際も検査します。
 医師がオーダーする全身状態を見る標準的な採血項目セットにもまれに入っている項目でもあります。

 

 
異常を示す疾患・症状
低値
高値 肝疾患(肝炎、肝硬変、肝がん)、胆道系疾患、新生児黄疸など

 
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血液検査の結果の見方・わかること -Bil(ビリルビン)-

  
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