ALT(GPT)―血液検査の結果の見方・わかること
ALT(GPT)
ALT(GPT)って何?
ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)はトランスアミナーゼと呼ばれる酵素の1種で、
AST
と共に肝機能を評価する際に測定する非常に重要な項目のひとつです。また日本では昔からGPTと呼ばれていたため今現在でも施設によってはGPTと呼ばれているところも少なくありません。
ALT(GPT)検査によってわかること
ALTは逸脱酵素(*1)の1種で、肝臓に多く存在しています。肝炎ウィルスや薬物などさまざまな理由で肝細胞が障害を受けると、そこからALTが血液中に流れ出てしまいます。よって血中ALT値の上昇は
肝疾患の有力な指標
として検査されます。
*1
逸脱酵素
血中よりも特定の組織中に多く含まれているタイプの酵素はその組織が障害を受けて破壊されるとそこから血中へと酵素が流れ出るため、血液検査をするとその酵素の濃度が上昇しているのが確認されます。このように組織からの逸脱によって上昇するところから逸脱酵素と呼ばれています。
「逸脱酵素の上昇=その組織の障害」
と考えることができます。
どんなときに検査するの?
ALTはASTと共に
急性肝炎の発見や慢性肝炎の経過観察
などに利用されています。肝疾患にはさまざまな病気がありますが、ASTとALTは疾患ごとに特徴的な比率を示すことが多いのでAST、ALT両方の値を測定することによって各種肝疾患の鑑別に利用することができます。
また、医師がオーダーする全身状態を見る標準的な採血項目セットにもよく入っている項目でもあります。
異常を示す疾患・症状
低値
絶対安静患者、人工透析患者、妊娠など
高値
脂肪肝、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、劇症肝炎、アルコール性肝障害など
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血液検査の結果の見方・わかること -ALT(GPT)-
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